鬱な現実~うつしぐさ~

うつ病者及びスキゾイド症者の語るしくじりだらけの人生

X大学のこと

何故だか、X大学の人と因縁があります。

それも、良いと言えない因縁が。

うつ病を発症した時の直属の上司がやはりX大学出身者でした。

 

とはいえ、決定的に悪い人と言うのはおらず。

ただ、自分を悪い方向へ向かわせた時に、そこに関わる人がX大学出身者が多かった、という傾向がありました。

それがいったいどうしてなのか、偶然というにはあまりに機会が多い気がしました。

 

過去を振り返って見ます。

そもそも、自分もX大学を受験したことがあります。

実力に見合っていなかったので、ほとんど記念受験のような感じでした。

 

それでも、合否の発表は見に行きました。

近くの大学の合否発表が本命で、X大学はついでという心持ちでしたが。

そこでまず、嫌な人を見ます。

 

ああ、こんな性格悪い人がいるんだ、とうんざりしたのをはっきり覚えています。

合否の通知は家で待っていれば、郵便で届くという時代です。

まだネットでの発表は行われていなかったかと。

 

それでも、見に行けば、郵便より早く知ることが出来たのです。多分。

X大学構内に入ると、悲喜こもごもの表情を浮かべた人とすれ違います。

発表を見てきた人々です。

 

そんな中、それらの人々の手に時折封筒や白い紙があるのに気付きました。

持っている方、持っていない方、両者の比率は1:9くらい。

察しました。封筒や紙を持っているのは合格者だと。

 

発表で合格を知った人は、大学側から何らかの書類を受け取れるのでしょう。

一方、落ちた人は手ぶらで去ることになると。

もちろん受かってそれを受け取っても、すぐに鞄にしまう人もいるはず。

 

だから自分が見た比率1:9の9の中にも合格者はいたのだと思います。

控え目な性格というか、普通なのか。

自分も合格していたら、一度見て、すぐにしまうでしょう。

 

けれど、そうじゃない人もいます。

ここで冒頭の「性格悪い人」に戻るわけです。

いるんです、嫌な人って。

 

自分がどんどん合否が発表されている掲示板に近付いていくと、向こうから白い紙を胸の前に捧げるようにして歩いてくる人がいます。

ちょうどあれ、あの感じです。

世間から注目されている裁判で「勝訴」と書かれた半紙(?)をマスコミの前に掲げる、あの感じ。

 

これから掲示板を見に行く人、あるいは落ちた人に対しては当てつけになります。

それ以外の何なのか。

これもまた理解できない人間の行動です。

 

自己顕示欲が強いとこんなにねじ曲がった性格になるのか。

こんな人がいる大学なんて入りたくないよ、とうっすら思いました。

結果、落ちてたのですが。

 

どうだろう、受かってたら行っていたのかな……。

行っていたかもしれないけれど、どうしても行きたい大学でもなかったような気もします。

あまりブランド志向のない人間ですから。

 

これがX大学の人との最初の関わり。

最初で最後にしたかったのですが、なぜかそうはならなかったのは最初に書いた通りです。

このシリーズ、結構続けられます。