鬱な現実~うつしぐさ~

うつ病者及びスキゾイド症者の語るしくじりだらけの人生

X大学のこと2

自分に関わるX大学の人間。

なぜか癖のある人が多かった。

癖のないX大学出身者だっているだろうに、なぜかそういう傾向にありました。

 

大学の頃、我ながら沢山のアルバイトをしたと思います。

肉体労働から頭脳労働まで。

具体的に言えば、引っ越しの手伝いから塾の講師などです。

 

中でもとんでもなく楽で、けれど退屈だったのは、資格学校の授業を録画するアルバイト。

教室の天井につけられているビデオカメラで黒板と講師の動きを録画し、講師の持つマイクで拾った声を録音します。

興味のある講義ならば割と有意義にも感じますが、全く専門外の話だと子守歌でしかありません。眠気との戦いでした。

 

講義後の教室での忘れ物チェックと簡単な掃除以外は、スタッフルームにあるモニター室から殆ど出ない仕事です。

何故講義を録画するかというと、社会人を対象にした学校であるため、残業等で授業に出られなかった学生も多く、彼らがビデオを借りて自習できるようにするためです。

 

時々、その自習室の担当官にもなったりします。

といってもそこでの仕事は主に学生が望むビデオを探し、手渡すこと。

ビデオデッキとテレビとがセットで並んだ敷居のある机が30ほど並んでいる部屋です。

 

ただ、それではあまりに楽過ぎるので、正職員の方から何かと細かい仕事を頼まれました。

教材リストのチェックや、古くなったビデオラベルの作成と張り直しなど。

御蔭でテプラの使い方は、ここで随分うまくなりました。

 

今でもその仕事があるのかどうか謎です。

殆どがパソコンに置き換わっているでしょうから。

講義を録画する仕事はあるでしょうけれど、ビデオはさすがにもう使われていない気もします。

 

学校側が「いや、まだ使える」と言い張っても、当の学生がビデオの使い方を知らない可能性も大きくなってきているだろうから。

思えばパソコンの進化もものすごい速かったな、と。

話がX大学から随分遠ざかってしまいました。

 

今回は導入部ということで、本編はまた次回にします。