鬱な現実~うつしぐさ~

うつ病者及びスキゾイド症者の語るしくじりだらけの人生

2017-08-01から1ヶ月間の記事一覧

おにぎりの毎日(後編)

周囲の目もあり、一旦はおにぎり持参をやめた時期があった。 それが前回までの話です。 やめたのなら、それで卒業すればよかった。 ですが、運命の女神は元の道を戻るように、ある出会いを準備していたのです。 新年度になり配属が変わり、これまでの某部一…

おにぎりの毎日(中編)

大学の図書館を辞めた後、次に就いたのはかなり大きな公立の図書館でした。 そこは何百人単位で就業者がおり、自分は非正規職員として働くことになりました。 昼休みは、非正規職員のためのスペースが割り当てられていたので、そこでやはりおにぎりを食べて…

おにぎりの毎日(前編)

昼食はおにぎり。 いつからか、仕事へ行く時はそのように決めていました。 社会から身を引いた今、振り返って見るとそれって頭おかしいです。 たまにならばまだいいでしょう。 それが毎日となると、奇妙レベルが一段階も二段階も上がります。 何故だか食事を…

閉ざされた世界の大きな罪(後編)

それは小学五年の時だったと思います。 もしかしたら、「いけないこと」を意識的に行ったのはこの時が初めてだったかもしれません。 買い食い。 文字にすると、下卑た、裏社会的な風に表される気がします。 が、おなかが空いた時、ものを買わずに食べる方法…

閉ざされた世界の大きな罪(前編)

今の自分から思えば、子供の頃のことなんてすべて幻想です。 本当にあったこととは思えません。 だから、多少は綺麗に思えるのかも。 うちの小学校は厳しくて、学校帰りの買い食いは禁止されていました。 それに所持金の制限も、確か500円くらいだったと思い…

寂しい世界の寂しい個人

村上たかし著『星守る犬』を再読。 一度読んだ時に悲しくて、かなり気分が沈む。 普通の家庭のお父さんが妻から離縁され、娘は離れていき、家も無くし、犬だけを連れて南へ向けてドライブする物語。 犬のハッピーが可愛くて、誠実で、だからこそ痛々しく泣け…

歩くことはメーヴェで飛ぶこと

大体月に一度病院へ通っています。 症状は変わらず、悪い意味で停滞しています。 良くならず、かといって、悪くならないわけではない、という状況。 うつ病に罹った初期よりは、確実に悪くなっています。 初期はまだ動けた。歩けたはず。 むしろ、歩かなけれ…

たとえ楽しみが溢れた世界にあっても

子供の頃はテレビや漫画、おもちゃやゲームと、楽しみがたくさんありました。 それらに接した時の幸せホルモンもナイアガラの滝、とは言わないまでも、華厳の滝レベルで噴出していました。 と書きましたが、まず幸せホルモンとは何なのか? どこかで聞いて頭…

女教師のハイヒールキック

小学校で、「窓から飛び降りろ」、「今日までは34人学級でしたが、明日からは33人になります」と教師が言って問題になった事件。 あれは、誇大に報道されていて、事実をかなり大袈裟にしていて、学校側は結局問題としては取り上げなかった、らしいですが。 …