軌跡~ある教員サークルの興亡~14
中学生、高校生の時、大学生と言えば遊んでいるイメージでしたが、少なくとも一年次において、それは当てはまらなかったと記憶しています。
授業はかなりハードに詰まっていましたし、レポートやら試験やら発表やらがポイントポイントで配置されていて、予備校時代は例外として、かつてないほど長い時間机に向かっていました。
人生の指針となるような有益な知識を授けてくれる講義がある一方で、徹頭徹尾意味不明で間違いなく聴くだけ無駄という講義もあります。
前者の時は全身を耳にして熱心に聴講し、後者の時は不眠症で不足気味な睡眠を補ったりと、不器用ながら二か月も経つと大学生活のリズムが出来て来ました。
夜、布団ではなかなか寝付けないのに、不思議と学校の教室ではよく眠れる。疲れが取れるほどに深く眠っていることもしばしばです。
それならば家でも椅子に座ったまま寝れば熟睡できるのでは、と考えて座ったまま何時間も眠れずに過ごしたことも一度か二度。馬鹿なことをしていました。
眠ろう眠ろうとする意思が強迫観念のようになり、それが却って脳に鞭を与えて覚醒させてしまうこともあるようです。
不眠については中学生の頃から今もなお悩まされている問題です。
アメリカで麻薬指定されているという強力な睡眠薬サイレースを使って、ようやく短時間の睡眠が出来るようになっている現在。
なんでも、サイレースは効き目が強く、健忘症状が出る=記憶がなくなる、ゆえに不埒な男性がデート等で女性に飲ませて悪いことをしてしまうことが問題になったとか。
サイレースが日本でも禁止されると、自分の睡眠にとって大問題です。
本当にやめて頂きたい、不届きな男性諸氏に言いたいことです。
エロエロなことで頭がいっぱいの中学生じゃないんだし、薬を使ってまでエロエロなことをしようとする大人がいることがあまり理解できません。
そういう人は多分死ぬか加齢による不能になるまでそうだから、去勢の刑罰を法制化すればいいのに、とは思います。
人権がどうのとか、前時代的だとか、人間性が脅かされたとかで、実現はしないのでしょうが。
個人的な意見として現在の司法は、加害者側有利な気がしないでもないです。
目には目を、歯には歯をと、罪と同じだけの罰を与えるべきかと。
と、ハムラビ法典を引用しましたが、この典籍の正式な解釈は一般に広まっているものと少し意味合いが異なるようです。
やられたらやり返せ、そう書いてあるように見えます。
が、正式には、目をやられたら、目以外のところは傷付けないよう、といった刑の上限を定めたものであったのだそうな。
やられたら、即反撃しろ、という意味合いではないのです。
すぐに反撃したら、やり過ぎることがあります。例えば擦り傷に対して、裂傷で返してしまったりと。
それはバビロニア王ハンムラビが企図するものではありませんでした。
法典は反撃をけしかけるものではなく、やり過ぎるなという規制を促すものとして制定された、という解釈が本当のようです。