鬱な現実~うつしぐさ~

うつ病者及びスキゾイド症者の語るしくじりだらけの人生

ドラクエの宿屋とは違う

ドラクエで冒険をしていると、町から町に移るまでにモンスターにズタボロにされて、薬草やホイミで誤魔化しつつ、「早く宿屋に」といった気持になります。

宿屋に泊まればHPもMPも全回復するからです。

 

眠れば体力回復。

これは現実でもそう。

 

だと思っていました。うつ病になるまでは。

うつ病になってからは、それが違ってきました。

 

何と、睡眠がダメージになる。

ドラクエで言うと、毒の沼を歩いているイメージです。

 

 

朝起きて布団の中で思うのは、「疲れた……」です。

回復していない。

それでも敷布団から体を引き剥がすようにして立ち上がり、フラフラしながら顔を洗って歯を磨く。

もうへとへとです。

 

たまらずに、椅子に座ってウトウトして目を開けると体の重みがさらに激しくなっており。

何をしても回復しないという。

 

どっちみち疲れるなら、動いてみればいい。

そんな風に考えたこともありました。

 

いざ、そう実行すると、今度は毒の沼レベルじゃない疲労感が襲ってきます。

確かドラクエでも毒の沼以上に、歩くたびにものすごいダメージを受けるポイントがあったと記憶しています。

バリアとか言ったような。

歩くたびに、バシッ、バシッという衝撃音と共に画面が明滅する箇所です。

うつ病状態での運動はそんな感じです。

もちろん、運動後の疲労はすさまじく、そのまま廃人になるんじゃないかと思うほど。

 

疲労回復の回路が壊れているのかと思われます。

じゃあ、どうすればいいのかというと、それでも休むしかないのです。

 

やらない善よりやる偽善と同じロジック。

休めないから休まないより、休めなくても休む、これしかないようです。