鬱な現実~うつしぐさ~

うつ病者及びスキゾイド症者の語るしくじりだらけの人生

かんしょく

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年末に十年ぶりくらいにポテトチップを食べて、その美味しさに感激。

ついつい一袋完食してしまうほど。

 

そういえば、大学で教員サークルに入っていた時、中華街に行くという、今では考えられないアクティブな行事に参加したことがある。

三年生の先輩カップル主催で、二年の女子と一年の自分の四人がメンバー。

思えばダブルデートだったのか……?

あの時は、というか、今も、恋愛感情というものが欠如していたから、まったく意識はしていなかったのだけど。

 

つまらない話だけれど、その二年の女子はぽっちゃりしていて。

美味しいものには目がなくて。

ちゃんとした夕食を食べる前に、彼女だけ肉まんを買ってきて。

大人の男の手の平より大きかったのだけど、ペロッと食べてしまい。

 

その時に彼女が言ったのは、「かんしょくしてしまった」と。

先輩カップルは、「俺たちも軽く中華菓子でも間食しようか」と答えたのだけれど、違うな、と思い。

二年の先輩が言ったのは、「間食」ではなく、「完食」だったはずで。

ちょっとお茶目に言ったから、笑ってもらいたかったはずが、「間食」の勘違いから真面目に受け取られ、恥ずかしかったと思う。

 

そういうのを全部わかった上で、何もできなかった自分の不甲斐なさを悔やむ。