富士フィルムのあれ
ネット上で話題に、というか、炎上していた富士フィルムのCM。
カメラマンが通りすがりの他人をいきなりカメラで撮影するという。
自然な表情が撮りたいからとかなんとか。
それはカメラマンの論理であって、一般人の論理とは全く異なっている。
そういう平行世界で生きている人と付き合うのは、ほとほとうんざりするもの。
今回のCMを実際に目にして、とても心が辛くなり。
はじめてこのような光景を見たのであれば、ただ「迷惑な人だな」で済むのだけれど、今回はそれだけにとどまらなかった。
既視感があったから。
あんな風に、全然関係ない人からいきなり迷惑を掛けられることが、自分の人生で数多くあった。
おそらく、これからもある。
そんな、迷惑な人に絡まれやすい人間らしい。
そういうことを改めて突き付けられた気がして、あのCMはお蔵入りしてよかった。
とはいえ、放映する前に、あれを見て、人がどういう気持ちになるかわからなかった人が多々いること(富士フィルム広報やらPR会社やら)が、きつい現実。
想像力がないのか、あってもそれを楽しいと思うような一般とかけ離れた価値観を持つ人ばかりだったのか。
まったく……。