鬱な現実~うつしぐさ~

うつ病者及びスキゾイド症者の語るしくじりだらけの人生

うつ病の心の形

うつ病になった心の形がどんなものか、窓の外の景色を見ながら考えました。

寒空の下、家と家との間の空間を通してさらに向こうの家の窓が正面に見えます。

こちらがカーテンを引いているのでうすぼんやりとしか見えませんし、見えても困ります。

人の生活を覗き見る趣味はありませんから。

 

老人ホームで働いていて、心がボッキリ折れた。

そう考えていましたが、本当は違っていたかもしれません。

何かに挫折した時や絶望した時に「心が折れる」という描写がよく使われていたので、それに気持ちが引きずられていたのかもしれません。

 

思い付いたのは、溶け落ち。

それまでの人生で形作られた精神構造が現実に通じず、形を留めていられない状態になった。

そういうのが実相なのかと考えたのです。

 

となれば療養している今、何を目的とするのがいいかうっすらと見えてきたような気がします。

粘土のように形が無い心。

これを現実で通じるようなものに作り直す。

 

方法は、一人ではわかりません。

医師に聞いたり薬を使ったり知人に協力して貰ったり。

そうやって一つの心を作り、補強していく。

これがうつ病療養の一つの方式かもしれません。

 

たまには真面目にうつ病について考えています。