無理
一度折れてみて気付くのは、この社会が無理をしなければ生きられないということ。
無理と言っても、ちょっとした我慢や忍耐から死ぬほどの頑張りや神経衰弱まで色々あるのだけれど。
多かれ少なかれ、無理が必要なのだと見える。
そういった場から弾きだされて、無理が必要な世の中なんて、と拗ねた気持ちにはならない。
自分だけじゃないから。
きっと誰もが生まれつき無理を強いられている。
じゃなきゃ、生まれたばかりの赤ちゃんがあんなにも激しく泣く理由なんてない。
生まれてくることが哀しいことだから、泣かざるを得ない。
と、どこかで読んだ記憶がある。
療養していても無理なことはいくらでもある。
休もうにも休めない。
どこにも無理がない場所なんて無いのなら、体と心をその「無理」に慣れさせるしか方法はないのかもしれない。
今の自分にとってそれは、考えるだけできついことなのだけれど。