絶望に慣れている
昨今、高齢者のドライバーが他者を巻き込む大きな事故を起こすことが増えている。
それを見て、どうして?と思えない自分がいる。
ブレーキとアクセルを間違えて踏み込んでの事故が多いと思う。
それならば、間違えた直後に何とかしようと思うのが普通の判断力を持った人の思考だろう。
それが自分には決定的に欠如していると思われる。
何か大きなショックがあったとして、その直後、事態を回復させようとする前に絶望してしまっている。
事態収拾を考える前に諦めてしまう。
もし自分が車に乗っていて、何かのはずみで壁や崖に突っ込んでいきそうになった時、それを回避できるかと言うと、自信がない。
なんとかしようとする前に、慣れ親しんだ絶望に浸ってしまいそうで。
希死念慮の中に逃避してしまう。
そんなだから、車を運転しようとは思わない。
自分だけ死ぬのならまだいいけれど、他者を巻き込んでしまっては申し訳なさ過ぎる。
昔はルノーメガーヌカブリオレに乗りたいなぁ、なんて漠然と思っていたけれど、今はそんな願望も露と消え。