きっかけさえあれば
何がつらいかと言うと、言葉が出てこないこと。
こういう症状は、うつ病の最盛期にもあった。
老人ホームで働いていた時、デイサービスで来た利用者の連絡帳に、「今日〇〇さんは、××をして過ごしました」といった簡単な文章すら書けなくなった。
脳が働いていないのでなく、動いてすらいない、死んでいると思ったほど。
それがここ最近また再発してきており。
辞書をパラパラとめくったりして、なんとか言語能力を維持しようと努めているのだけれど、これがいいことなのかどうかわからない。
今はひたすらに休むべきなのかもしれない。
ただ、自分に休む資格があるかどうかというのも考えてしまい。
それがうつ病の症状かとも思われるけれど、体を横にしても気ばかり焦っていて、心を落ち着かせることができずにいる。
つらい、つらい。
それだけを感じる。
自分だけじゃない、それはわかっている。
でも、一粒の慰めにもならず。
ただひたすらにつらく。
いつまで、こうしてここにいなければいけないのだろう。
いっそのこと、どこかへ飛んでしまいたくなる。