鬱な現実~うつしぐさ~

うつ病者及びスキゾイド症者の語るしくじりだらけの人生

命の線を信じること

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生命線が、ぶった切れている。

 

水や食料などのライフラインではなく、手相のことです。

左手の「て」を鏡写しにした形の、二画目、縦の線を生命線というのですが、それが途中で切れているのです。

そしてその途切れた場所から五ミリほど離れたところから、続きが伸びている。

 

手相占いはそんなに信じていませんでした。

いや、手相だけでなく、占星術、誕生日占い、タロットなどは胡散臭いと思ってきました。

血液型占いに関しては、これまで関わって来た人の型を見るに、少しは信じていいかも、と思いはしますが。

 

けれどうつ病になり、まともな人生が絶たれた今、手相を見て、「これは合っているのでは?」と思わざるを得ない状態になっている気がします。

「て」の縦線が一度途切れる所は、手の平の一番下まで線が伸びていれば平均寿命の八十歳くらいだと考えた時、その半分のちょっと手前に当たり、うつ病になった年代とぴたりと重なるのです。

生命線が短いから早死にするのか?

それともその隣に別の線があるから、生まれ変わるような劇的な出来事でもあるのかも?

そう、とても暇な時に漠然と考えたことがありました。つまり日常の忙しい人生を歩んでいる時は全く気にしていなかったのですが。

 

うつ病になって一度人生が終わって、その後新しく人生を始めている。

そう考えると、当たっているように思えます。

ただ、本当に新しい人生が始まっているか、と正面から疑問に立ち向かうと、「はい」と言い切れない部分もあり。

だって、人生が進んでいませんから。

ひたすら療養、下手すれば後退しているんじゃないかと思うほど。

 

だから今は、元の生命線と隣の生命線の隙間にある五ミリの空間を漂っているところなのかもしれません。

人生とも呼べない何でもない位置にいる現在。

なんとかしなくては、という焦りはあるのですが。

 

そういえば私が学生の頃、ゲームセンターに手相を読む機械がありました。

自動で手相占いをしてくれるのです。

あの精度ってどうなんだろう?

今はスマホで手の平を撮影して送れば、プロの占い師が解説付きで返信してくれるようなサービスがありそうですが。

なかったら、ビジネスチャンスかもしれません。

占いにそれほど興味のない私でも、ちょっと試してみたい気もしますし。

 

と、書いた後にネットで検索してみたら、とっくにアプリであるようです。

新規ビジネスって難しい……。