道を歩いて考えること
母校の高校に通った道を散歩してみる。
道沿いの店のいくつかは入れ替わり、いくつかはずっと変わらずに営業している。
どちらかと言えば前者の方が多い。
でも、雰囲気が変わったと思わない。
穏やかで、静かで、平日の昼には眠気を催すほどに平和な町並。
学校では色々あったから手放しに好きだとは言えないけれど、こうして時々ある気に行くのは気に入っているからなんだと思う。
変わっていくようで変わっていない道。
変わりたいのに変われない自分だから、それをひしひしと感じる。
何もできないのがもどかしい。
何がしたいかはうっすらと見えている。
でも、するべきことをしていない自分が、自分のしたいことだけをしていいのかと思うとためらわれる。
そのせいで何もできないでいる。
何もしないことがせめてもの罪滅ぼしのように感じていて。
何に対しての罪か。
きっと普通に生きている人に対して。
生きていても死んでいても大してこの世界においては差がない自分だと思ってはいるのだけれど。